【モスクワ追悼】最終日-仁川経由で帰国/まとめ…芸術は必要なのか?
- 2017/12/23
- 03:33

6月3日(土)、モスクワでの最終日は、トレチャコフ美術館新館で「雪解け」展を鑑賞した後、一行とは別にオーガニックコスメ「ナチュラシベリカ」で買い物をして、ホテルに戻りました。[前回ブログ]そして、チャーターしたバスでシェレメチェボ空港へと向かいました。途中で、ソヴィエツキー・ホテルに寄って豪華レストラン「ヤール」で昼食をとりました。この旅程は昨年と同じなので、ブログをご覧ください。シェレメチェボ空港に着...
【モスクワ追悼】第7日目-トレチャコフ美術館で「雪解け展」を鑑賞!
- 2017/11/10
- 20:00

6月3日(土)、モスクワでの最終日です。ツアー一行はホテルでチェックアウトを済ませ、荷物を預けて、トレチャコフ美術館の新館へと向かいました。第3日目(5/30火)に行った本館とは違って、新館はロシア・アヴァンギャルド、社会主義リアリズムなどの、日本ではお目にかかることが出来ない作品が展示されています。昨年5月GWのツアーでも新館の展示物を堪能しました。ホテルの最寄駅ベラルースカヤから6つ目のパールク・クリトゥー...
【モスクワ追悼】第6日目②-ユーゴザーパド劇場『巨匠とマルガリータ』を観劇!
- 2017/09/20
- 14:54

6月2日(金)、昼間にブルガーコフのゆかりの地を訪ねた一行は、地下鉄でユーゴザーパド劇場へ向かいました。モスクワで最後の観劇は、ブルガーコフの最高傑作である『巨匠とマルガリータ』です。ロシアのお芝居は、小説を劇化することが多く、演劇大学でもドストエフスキーの小説の一部やチェーホフの短編小説を劇化するレッスンがあるほどです。『巨匠とマルガリータ』も原作は長編小説です。内容は、スターリンの全体主義体制が完...
【モスクワ追悼】第6日目①-モスクワは工事中!~演劇ゆかりの地を訪ねて
- 2017/08/08
- 01:54

6月2日(金)、今夜のユーゴザーパド劇場『巨匠とマルガリータ』で観劇は最後の一本になります。作家のブルガーコフはモスクワ芸術座にも在籍していたので、昼間は関連のゆかりの地を訪ねることにしました。朝10時にホテルを出発した一行は、市内中心部にある「劇場広場」へ地下鉄で向かいました。今回、モスクワに来て気づいたのですが、地下鉄の駅前や目抜き通りでやたらと工事をしているのです。歩道のタイルをはがして舗装し直し...
【モスクワ追悼】第5日目②-新装オープンした、マールイ劇場で『三人姉妹』を観劇!
- 2017/08/04
- 13:44

6月1日(木)、昼食後、自由行動をした一行は、18時にモスクワ中心部の「劇場広場」にある「マールイ劇場」で待ち合わせをしました。劇場広場の真ん中には、バレエやオペラで有名な「ボリショイ劇場」、左には「青少年劇場」、そして右に「マールイ劇場」が鎮座しています。大通りを隔てて向かい側に「革命広場」があり、マルクスの石像が建っています。ちなみに、マールイは小さい、ボリショイは大きいという意味です。マールイ劇場...
【モスクワ追悼】第5日目①-シューキン演劇大学を見学!
- 2017/07/31
- 00:55

6月1日(木)、昨夜の交流会で遅くなった一行は、今日は10時半にホテルロビーに集合して、昼からのシューキン演劇大学の授業見学に向かいました。モスクワ随一の歩行者天国・アルバート通りの真ん中に、国立ワフタンゴフ劇場の大きな建物があります。その左側の横丁を入った奥に、シューキン演劇大学があります。大学といっても、日本の総合大学とは違い、一般教養も学べる機関ではないので、体育館やグランドがある大きな敷地ではな...
【モスクワ追悼】第4日目⑤-インプロ・バトル!~日本vsロシア
- 2017/07/22
- 01:31

5月31日(水)、ユーゴザーパド劇場『どん底』の終演後、地下のカフェで開催された「交流会」も後半になりました。後半は、日本とロシアの友好の証として、両チームに分かれての「インプロ・バトル」です。「インプロ」は日本語に直訳すると「即興劇」です。16世紀のイタリアで流行したコメディア・デラルテに起源があるとも言われており、20世紀に入ってからスタニスラフスキーをはじめ、多くの演劇人たちが演技トレーニングに取り...
【モスクワ追悼】第4日目④-ユーゴザーパド劇場で交流会!
- 2017/07/19
- 18:38

5月31日(水)、ユーゴザーパド劇場で『どん底』を観劇した一行は、劇場地下のカフェに集まりました。今から、劇団員たちとの「交流会」と「インプロ・バトル」が始まるからです!終演後、夜10時過ぎなのに、出演者の皆さんは疲れている様子も見せずに、役が完全に脱げ切った普通のロシア人に戻って、普段着姿で集まってきてくれました。ベリャコーヴィッチ氏が亡くなった後、劇団を率いているオレグ・レウーシンさんと堀江所長の挨...
【モスクワ追悼】第4日目③-ユーゴザーパド劇場『どん底』を観劇!
- 2017/07/17
- 22:29

5月31日(水)、ベリャコーヴィッチ氏のお墓参りを済ませた一行は、劇団員の車でユーゴザーパド劇場へ戻りました。開演まで時間があるので、地下のカフェで名物のアイスクリームを食べながら時間を過ごしました。今夜観劇する作品は、マクシム・ゴーリキーの『どん底』です。この作品はゴーリキーの代表作であるとともに、近代劇の中でチェーホフ作品と並ぶ名作と呼ばれています。♪日が昇ろうと沈もうと 牢屋は暗い 昼でも夜でも見...
【モスクワ追悼】第4日目②-ワレリー・ベリャコーヴィッチ氏のお墓参り
- 2017/07/14
- 00:09

5月31日(水)、スタニスラフスキーの家博物館を後にした一行はユーゴザーパド劇場へ。夜の上演まで時間があるのですが、今回のツアーの大切な目的である、劇団代表で演出家のワレリー・ベリャコーヴィッチ氏のお墓参りをするために余裕をもって向かいました。ベリャコーヴィッチ氏は昨年の2016年12月6日に急逝されました。前日まで稽古をしていて元気だったそうです。66才の若さでした。ユーゴザーパド劇場は、1977年にモスクワ南西...
【モスクワ追悼】第4日目①-スタニスラフスキーの家博物館で、近代劇のルーツを目撃!
- 2017/07/11
- 23:04

5月31日(水)、少し疲れが溜まってきた一行はゆっくりした朝を過ごして、11時にホテルロビーに集合。ツアーの定番である「スタニスラフスキーの家博物館」に向かいました。(写真2番目)TCL大阪としては、2014年3月30日のロシア演劇視察旅行、2015年11月19日のモスクワ演劇フェス下見旅行、2016年5月5日のモスクワGW観劇旅行に続く、4回目の来館です。堀江TCL大阪所長の友人である、館長のアナイットさんが入口の記帳台の前で...
【モスクワ追悼】第3日目②-フォメンコ工房『最後のあいびき』を観劇!
- 2017/07/06
- 00:52

5月30日(火)、トレチャコフ美術館で鑑賞した後、ツアー一行は近くのファミリーレストランのようなロシア料理店で昼食をとりました。時間が少し空いたのでホテルに戻ろうか迷ったのですが、昨夜に訪れたお洒落なフォメンコ工房のロビーとカフェで時間を過ごそうということになりました。美術館のもう一つの最寄り駅、8号線の「トレチャコフスカヤ」駅から「オクチャーブリスカヤ」駅へ、環状5号線に乗り換えて「キーエフスカヤ」駅...
【モスクワ追悼】第3日目①-ロシア絵画はとても演劇的!
- 2017/07/02
- 23:20

5月30日(火)、ツアー一行は午前中に、「トレチャコフ美術館」(本館)に行きました。重厚な雰囲気のトレチャコフ美術館(本館)は、古典から19世紀までのロシア美術のコレクションが収蔵されています。また、イコン(聖像)のコレクションでも有名です。先祖代々の商家に生まれたパーヴェル・トレチャコフ(1832~98年)が「社会から得た利益は、有益な施設の形で還元する」との信念から、私費を投じて創立したとのこと。ホテルの最寄り駅...